Gili-Holi

三十路目前、オーストラリアに行く。

オーストラリアで感じる日本との文化の違い

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日本を離れ、3ヶ月。オーストラリアに来てから早1ヶ月。この生活も板についてきました。

最近、セブの学校で出来た友達と「セブにいた頃はとても楽しかったね、またセブに戻りたいね」「でも戻っても誰もいないじゃん?」「じゃあ日韓台の間を取って、セブで集合!」なんて言いながら、昔を懐かしんでいます。

生活の方はといえば、ようやっと職に就くことができ、この地で安定できるかも!そして友達もできるかも!とワクワクしているところです。
その反面、貯金がだいぶ少なくなってきて、今まで積み立てていたお金を少し崩すか悩んでいます。 

こちらは今まだ夏真っ盛りなのに対し、雪のオリンピックを見るのは不思議な感じがしています。

今回はここオーストラリアで感じた、日本との文化の違いについて書きたいと思います。

国が違えばカルチャーも違う!オーストラリアに来て何もかもにカルチャーショックを受けていることは以前も書いたかと思いますが、そんな中でも日本とはかなり違うな…と感じることがこちら。

仕事はほどほどに、人生は楽しむためにある

例えばショッピングモール。日本だと毎日19〜20時まで営業するのが当たり前だと思うのですが、この国では日曜日は遅くとも16時までには専門店は閉まります。
どうやら曜日によって閉まる時間が違うのは当たり前のようで、日曜日に限って言えば、街中でも閉まっているお店が割と見受けられます。

誰も言ってないんですが、だって日曜日だし。って聞こえてきそう。
飲食店でも日曜日は閉まっているお店が割とあります!

そして平日ですが、普通の会社員は9時頃から働き始め、16〜17時とかにはキッチリ帰る、その後はデートしたり家でドラマを見たり、自由を楽しむのが一般的なようです。(ホストファミリー調べ)

それほどに、サービス業に便利さを追求するより、キッチリ働いて家族や恋人との時間を楽しむ、それほどに家族は大事な存在。それがオーストラリア流のようです。

日本の働き方を伝えたら、Crazyって言われました。
そりゃそうだ。自分たちでも思ってるわ。

仕事は自分たちのペースありき

日本は納期ありきで、納期にめがけて何が何でも仕事を完成させるのが普通だと思いますが、この国は違います。

納期はきちんと決めるのですが、不測の事態で完成の一歩手前までしかできない場合。
相手に断りを入れて「ここまでだったらできてるんだけど、納期延ばしていい?もしくはこのまま納品していい?」と聞きます。
出来なかったとしても焦らない。淡々とこなしていけばいつか終わる。
このあたりは日本には全くない感覚ですね。

彼らは真面目に、いい意味でマイペースに仕事を進め、仕事と向き合っているようです。
でも飽き性なのか、みんな2年ほどで転職するようです。
そこもマイペースか。

ナーバスにならない

最初にホームステイしていた家のホストマザーの存在が偉大だったのですが、よく

「あなたなら出来るわ、だってこの前だって○○(それに近い出来事)できたじゃない」
「英語ができないのは問題じゃないわ、単純にタスクをこなせばいいだけ」
「できないことは表現しなくてもいい、得意なことをアピールして」

と励まされていました。
これは国民性のような気もしますが、現状をしっかり捉えて正直に伝える日本人と、
夢は大きく、地道にやればなんとかなるでしょ!っていう気楽さを持っているオーストラリア人との違いな気がします。

そういった意味も含めて、彼らはとてもおおらかです。
いつも心のどこかで余裕を持っている感じがします。

困っている人はほっとけない

語学学校の先生も、道行く人も、みんな親切です。
彼らは幼少の頃から人を助けなさいと教えられているそうです。

例えば、オーストラリアに来た初日に、30キロ近いキャリーバッグを引きずりながら、階段を上らなくてはいけなかった時。

「大丈夫?助ける?」

って、階段の上にいた人に聞かれたりしました。
大丈夫だったから断ったけど、体力的にもかなりヘロヘロだったのでジーンと来ました。

語学学校に卒業後にもかかわらず行かなくてはいけない用事ができた時に、

「じゃあそれだけのために来てもらうのもなんだし、レジュメチェックしようか!」

と言ってくれたり。
それが大いに役立って今仕事ができています。

スーパーの店員さんでもそうですが、少しでも関わりを持つ人に対しては声掛けをしたり、話したりする文化が根付いています。
この前バスに乗っていたら高齢の運転手と乗客が会話を楽しんでいました。
高齢同士で気が合うんでしょうが、マジかよ。

 

そんなおおらかな人たちに囲まれた生活を、今は満喫しています。